初めまして、Inao Ryukiです。
Shokuroから、「一回、デザイン考えてみてくれへん?」
そう声をかけてもらったことをきっかけに、
「服を作る」ということが始まりました。
私が服を着る理由は、そんなに大層なものではありません。
自信を纏いたい。
かっこいいと思われたい。
そんな理由です。
もしかしたら、そんなのはダサい理由なのかもしれない。
でも私はそれでいいと思っています。
お気に入りの服を着た日、いつもより少しだけ自信を持って外を歩けたり、人に会いたくなったりする。
服一枚で、その日の自分が少し変わる。
私自身、これまで何度も服にそんな力をもらってきました。
だから今度は、自分が作った服で誰かにその感覚を届けたい。
私たちの服を着ることで、ほんの少し自信が持てたり、
「今日の自分、なんかいいな」と思えたりする。
そんな手助けができれば、私は嬉しく思います。
今回は、そんな私が初めてShokuro’s Fishingで手掛けたデザイン「SF-001」が、どのようにして生まれたのかをお話ししたいと思います。
SF-001の始まり
最初のデザインは、以前のイベントで使われた絵画をモチーフにしたものでした。
その絵画をTシャツの背面に大きく配置し、胸にはワンポイントのロゴ。
いわゆる、「背中ドーン、胸ロゴドーン」
そんな、シンプルなデザインから始まりました。
しかし次の日、改めてそのデザインを見たとき、疑問が生まれました。
これは果たして、本当にかっこいいものなのか。
皆様が欲しいと思えるものなのか。
いや、そもそも本当に作りたかったものなのか。
数々の絵画を並べ、比較しながら考えていたとき、ふと一つのアイデアが浮かびました。
「一枚の絵画を、そのまま一枚として使う必要はないんじゃないか。」
一つの絵画をいくつかに分割し、それぞれの配置を変える。
そうすることで一枚の絵に動きが生まれ、余白とのバランスも変わり、それ自体が一つの個性になるのではないか。
これが、現在のSF-001につながる最初の閃きでした。
もう一つ、何かが欲しい。私もShokuroも感じていました。
絵画を分割することで、最初のデザインから大きく変わった。
それでも、私たちが求めていた「今までにない一着」にするには、まだデザインが必要でした。
「服そのものに、何かを加えられないか。」
その中で生まれたのが、
「メジャーを服に埋め込む」
という発想でした。
釣りとは切っても切り離せない「測る」という行為。
その象徴でもあるメジャーを、プリントとして描くのではなく、実際に服の一部として取り入れる。
絵画を分割するという発想と、服にメジャーを埋め込むという発想。
こうして少しずつ、最初の「背中ドーン、胸ロゴドーン」から、私たちが作りたかったSF-001の形へと変わっていきました。
メジャーサイズは少し誤差がありますが、「30cmを真面目に測りたい奴なんかおるわけない」とShokuroが申したのであくまでデザイン笑

3つのロゴが生まれた瞬間
次に悩んだのが、背面に入れるロゴでした。
当初は、Shokuroがバスを釣り上げているロゴ(現在ホームページの左上にも使われているもの)をTシャツに載せようと試行錯誤していました。
位置を変えたり、大きさを変えたり。
何度やってみても、なかなか「これだ」と思えるものにはならない。
そんな中、ふと、
「これ、3つ並べて横に伸ばしたらカッコよくなるんちゃう?」
というアイデアが浮かびました。
思いついたまま、パパッと3つ並べて、横に伸ばしてみる。
すると、それまで何度やってもしっくりこなかったロゴが、一気にデザインとしてハマりました。
完成した画面を見た瞬間、私とShokuroはお互いの顔を見た。
まるで、山王戦の桜木と流川のような。
何時間考えても生まれないものが、ほんの一瞬の閃きで形になる。
こうして生まれたのが、SF-001の背面,SF-002フロントに並ぶ3つのロゴです。